傷病の基準

障害年金の受給対象者に該当する方は国が定める障害の程度を決める基準があります。基準は大きく分けて3つあり、オプションでもう1つあるイメージです。まず、最も障害レベルが重度の障害等級1級は、自分の身の回りのことはなんとか可能であるものの、基本的にはほかの人の助けが必要な状態をいいます。たとえば、入院されている方であればベッド周辺から離れることが自力では困難な方、自宅で生活している方であれば活動が寝室のみに限られる方がそうです。

次の障害等級2級は、1級よりは程度が軽いが、室内で軽食が作れたり下着などの洗濯をしたりすることが限界である方のことを指します。また、病院内で例えると病棟内でのみ活動ができる方のことを指します。

障害等級3級は、日常生活はできるが、仕事をするとなったときに著しい制限がある方のことを指します。このように障害年金受給者はおおむねこの3つに分けられます。そして、最後の障害手当金ですが、こちらは傷病が治ったが仕事をするにあたっては制限があるかもしくは制限を加えてしまう必要がある方のことを指します。

このように障害年金と一言で言っても障害の重度によって基準が定められており、明確な基準は設けられておらず、現実的にはケースバイケースといったところが多くあるのがこの障害年金の基準と言えるでしょう。

傷病の種類

障害年金の対象となる傷病について、知らない方が非常に多いこの日本ですが、今回はこの障害年金受給対象者となる傷病について代表的な傷病をみなさんにお伝えさせていただきます。

障害年金の傷病は基本的に精神的な障害、肢体の障害、内臓疾患、目や耳などの障害に分かれています。まず精神的な障害ですが、ここで多いのはうつ病や統合失調病です。この二つはみなさん聞き慣れている傷病だと思いますが、この二つ以外にもアルツハイマーやアルコール精神病など非常に多くの精神的な傷病があります。

手の切断次に肢体の障害ですが、こちらは手や足などの切断障害を始めとする障害はもちろんのこと肢体の障害には誰にでも起こり得る脳卒中や脳梗塞、くも膜下出血などの傷病も含まれています。このような傷病にかかることで、もちろん民間の保険料が受給できるケースもありますが、程度によっては障害年金受給対象者となる場合がありますので、必ず確認をして下さい。

内臓疾患では、肺結核や気管支ぜんそく、またはペースメーカーを付けている方などこちらも多くの傷病が該当しています。目や鼻などの障害では緑内障や突発性難聴など、全ての傷病に言えることですが、健康体の人であっても突発的に発症してしまう傷病が障害年金に該当しているケースが非常に多いのがこの障害年金の特徴とも言えるでしょう。

傷病のレベル

障害年金という年金は聞き慣れないかもしれませんが、この障害年金受給の対象となっている方は非常に多く、その反面、自分自身が障害年金の対象になっていることを知らない方が非常に多く存在しています

障害と聞くと、少しハードルが高く聞こえ、精神的な部分で言うと、発達障害や知的障害、身体的な部分で言うと手足の障害を抱えているなど障害のレベルが重度である人でしか受給されないと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、この障害年金とは人工透析や癌、うつ病やアルツハイマーなどの傷病も対象となり、実際に受給者の割合は精神障害が約3割、知的障害が約2割となっていますのでそれ以外の受給者はこのような傷病にあたる方がほとんどなのです。

もちろん障害のレベルや等級といったものが存在しており、その程度は1級から3級に区分されており、その程度によって年金支給額が異なっています。また、障害年金は所得税に加算されません。つまり非課税所得になりますので、この障害年金分が税金に負担されることがない為、少しでも自分の傷病が該当する方は必ず調べて、もし対象となっているのであれば絶対にもらっておくべき年金だということが言えるでしょう。

障害年金とは

日本では原則65歳から支給される年金制度がありますが、この一般的に言われている年金は老齢年金と呼ばれる年金になります。また、年金を支払っていた被保険者が亡くなったときに遺族に支払われる年金が遺族年金と呼ばれる年金です。一般的にみなさんが知っている年金はこの二つだと思いますが、日本には障害年金と呼ばれる年金も存在しているということをみなさんご存知でしょうか?今回はこの障害年金についてみなさんにご紹介させていただきます。

年金障害年金ですが、こちらの受給対象は20歳以上の方となります。一般的な老齢年金が65歳なのに対して、こちらの障害年金は20歳以上となりますので間違えないようにして下さい。障害年金の主な対象者は一般的に病気や怪我で生活や仕事などができなくなったりまたは制限されてしまったりした方にのみ受給される年金です。もちろん年金となりますので公的な国からの年金となります。ただし、20歳以上からもらえる反面、書類申請時に非常に多くの書類を準備する点なども含めてまだまだこの日本ではあまり知られていないのが現状で、基準も高くこの障害年金を断念する方もとても多いです。

現在ではこの障害年金を受給している方は全国で約194万人いるのですが、この障害年金にあたる方は少なく見積もっても約323万人いる為、4割近くの方がこの障害年金の受給を諦めている形になります。要するに国から年金をもらえるのに手続きが難しい為、もらえていない人が4割もいる現状です。受給対象者の方はぜひこの障害年金は受給した方が良いと言えるでしょう。

関連情報|障害年金基礎知識〔白石社会保険労務士事務所〕